『ネコヅメの夜』あらすじなど 町田尚子さんの絵本 読み聞かせも楽しい!

町田尚子

なにやら不適を笑みを浮かべている猫。

ぺろっと前脚をなめている。

何をたくらんでいる?

『ネコヅメのよる』 (出典:Amazon

猫たちの夜の時間、ページをめくって垣間見てみましょう。

『ネコヅメの夜』 町田尚子さんの絵本 あらすじ、注目の場面など

一度目にしたら忘れられない猫を描く町田尚子さん。

いくつもの絵本を描いておられますが、今回は『ネコヅメの夜』をご紹介します。

『ネコヅメの夜』のあらすじ ※ネタバレ注意※ 

階段でまったりしていたネコ。

目を覚ます。

毛繕いしながら、何かを思い出したよう。

玄関まで下りていく。

なにやら思い当たるふしがあるようで・・・。

日が暮れた外を眺めるネコ。

目がらんらんと輝いている。

何かを確信したよう。

家から抜け出した。

外は、あちらこちらからネコが、同じ場所を目指して向かっている。

一か所に集合。

いまかいまかと待っている。

そのとき!

現れたのは・・・つき・・・ツメ?!

ネコたちの愛でようといったら。

おつきみ?おツメみ?を終えたネコたち。

次はいつ現れるかな?

 

なるほど~!

こんなストーリーだったのね!!

一気にネコたちの世界にひきこまれました。

 

この場面がおもしろい! ※あくまで主観です※ 

tempoが読んでいておもしろい!と思った場面を3つご紹介します。

「そろそろかもしれない」

なにか思い当たることがあるような・・・?と思案顔のネコ。

口元の逆Y字がたまりません!

ネコヅメの夜』P12-13

らんらんと輝く目。

ひげの付け根がぷくり。

 

これは、期待にあふれている表情ですね。

透き通るような目に吸い込まれていきそうです。

ネコヅメの夜』P20-21

まちわびているシーン

ネコヅメの夜』P22-23

そのとき!

すわっていたネコたちがいっせいに立ち上がった。

猫背がピンとのびている。

口元あんぐり。

何かに魅入った表情。

 

ページをめくるときのワクワク感といったら!

あんぐりしている表情を一匹一匹丁寧に見ていくのもおもしろいですね。

子どもに読み聞かせたときに得られそうな教訓、読み聞かせるときのポイント

『ネコヅメの夜』を読み聞かせると、どんなことが得られるでしょう。

合わせて、tempoが思う『ネコヅメの夜』の効果的な読み聞かせ方法をご紹介します。

町田尚子さんワールドに子供たちと一緒に浸れる

細部まで描き込まれたネコ。

毛並み、表情、背景。

じーっと見るたびに様々な発見があります。

おやすみ前の読み聞かせタイム等、子どもとの距離感が近い場合は、ストーリーを追うだけでなく、じっくりと絵を眺めてみるとよいでしょう。

子どもの視点に大人が感心することもありそうです。

テンポの良い場面転換、発想の豊かさ

声に出して読むと、そのテンポ感の良さや発想の豊かさに驚きます。

読み聞かせ時には、声の調子はもちろん、ページをめくるタイミングにも気を配るとよいでしょう。

表紙の表や裏、見返しなど、丁寧に作りこまれた装丁

表紙の表は、不敵な笑みを浮かべるネコ。

表紙の裏にはどんな絵が描かれている?

また、見返しはどんな色?何か描かれている?

   ---黒い紙のみ

読み終わってからの見返しは?

   ーーー黒地に銀色で月の満ち欠け?が描かれています。あれ?満月の次は???

そこにどんな気づきがあるでしょうか。

読み聞かせの時は、子ども達とこういったやりとりをしてもおもしろいかもしれませんね。

 

読み聞かせをしたからといって、何かの効果がすぐあらわれるものではないでしょうし、見返りを求めるものでもないでしょう。

一緒に楽しんだ時間を大切にしたいですね。

 

町田尚子さんの絵本 『ネコヅメの夜』 オススメです

こんなにも楽しい『ネコヅメの夜』。

絵本の概要を紹介します。

『ネコヅメの夜』の概要 出版社等

  • 出版社 ‏ : ‎ 岩崎書店
  • 発売日 ‏ : ‎ 2021/11/16
  • 言語 ‏ : ‎ 日本語
  • 単行本 ‏ : ‎ 32ページ

おすすめ理由

前述しましたが、なんといっても町田尚子ワールド全開なこと!。

登場するネコたちのしぐさ、表情・・・特に猫飼いさんなら「あるある~」と感心しきりになるでしょう。

テンポ感の良さも気持ちいいです。

猫の秘密、教えます。

秘密?秘密って何?

つき?ツメ?

---この発想はなかった!と思わず膝を打つことでしょう。

町田尚子さんのユーモアやネコへの愛情にカンパイ(完敗・乾杯)です!

何歳くらいから読ませられそう?対象年齢は?

子どもがひとりで読むのなら、ひらがなが読めるようになった頃から読めそうです。

自分でひらがなが読めても、「読んでほしい」とせがまれます。

自分で読むと絵本の世界に浸る余裕がなくなっちゃうのかな?とtempoは思っています。

 

読み聞かせをするなら、色や形の判別がつきはじめて興味を持ち始める頃から楽しめそうです。

ぜひお膝に子どもを座らせて、親子で楽しみたいですね!

著者 町田尚子さんのプロフィールなどの情報をまとめました

プロフィールやその他著書などを紹介します。

町田尚子さんのプロフィール

1968年生まれ。

イラストレーターであり絵本作家。

数々の受賞歴あり。

日本絵本賞は、2018年「たぬきの花よめ道中」、2019年「なまえのないねこ」の2回。

私は絵本『ねこはるすばん』で町田尚子さんを知りました。

公式サイト

Instagram

X(旧Twitter)

特にInstagramでは、町田尚子さんの作品の数々に出会えます。

町田尚子さんの作品 どれも魅力的!

何冊も著書がありますが、その中から3冊ご紹介します。

ねこはるすばん

『ねこはるすばん』 (出典:Amazon

留守番しているねこの様子が描かれた本。

tempoが初めて町田尚子さんを意識した本。

留守番中のねこってこんなにも忙しかったんだ!って大笑いしたわー!

どすこいみいちゃんパンやさん

どすこいみいちゃんパンやさん (出展:Amazon

みいちゃんは、グーパーグーパーきじをこねる。どすこいどすこい、おいしくなあれ。お相撲と猫とパンのてんこもり!

今にも動き出しそうなみいちゃんの表情が何とも言えず素敵です。

ねことねこ

『ねことねこ』 (出展:Amazon

同じところと違うところを探していく本。

違うところ探し、同じところ探し・・・おもしろそう!

読んだらレポしますね!

まとめ

町田尚子さんの絵本は期待を裏切りません。

『ネコヅメの夜』も然り。

ぜひお手にとってご覧ください。

お子さんがいらっしゃる方は、ぜひ、お子さんと一緒に豊かな時間のお供にしてはいかがでしょうか。

created by Rinker
¥1,650 (2024/09/19 08:03:32時点 楽天市場調べ-詳細)

 

 

コメント

タイトルとURLをコピーしました