『ネコシェフと海辺のお店』あらすじやみどころを紹介 ~迷える心に寄り添う、猫と料理の物語

小説
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猫好きな方、本好きな方へ。

心に迷いを抱えていませんか?「このままでいいのだろうか」と立ち止まったとき、あなたを温かく迎えてくれる物語があります。

『ネコシェフと海辺のお店』は、サバトラ柄の猫シェフが営む海辺の小さな店で、悩める人々が自分自身と向き合い、新たな一歩を踏み出す姿を描いた心温まる物語です。

シェフが振る舞う鯛めしやハマグリのお吸い物に舌鼓を打ちながら、訪れた人々は少しずつ心をほぐし、自分の中にあった本当の答えに気づき始めます。猫好きの私が毎日読み続ける猫物語の中でも、「標野凪」さんの繊細な筆致と「庄野ナホコ」さんの温かみのあるイラストが織りなす世界観は格別です。

疲れた心に、猫と海の幸が教えてくれる小さな希望の物語を、あなたもぜひ味わってみませんか?

あらすじ

ネコシェフと海辺のお店  (出展:Amazon

海辺の小さな浜辺にひっそりと建つ小屋は、サバトラ柄のネコシェフが営む特別な店です。ここには「仕事や恋愛、子育てなどに悩み『現実から逃げ出したい』と切実に願う人々が訪れます。主婦の千晶、自分の成長に悩む単衣、人間関係に疲れた梨央、子育てに迷う比呂乃など、様々な悩みを抱えた女性たちが、この場所で出会うのは風変わりなネコシェフ。

饒舌でマイペースのシェフは、訪れた人の心を見透かすように、「食うか?」と旬の魚料理を振る舞います。土鍋で炊いた鯛めし、ハマグリのお吸い物、ホッキ貝のクラムチャウダー、タルタルたっぷりアジフライなど、海の幸を活かした料理の数々。

美味しい料理に舌鼓を打ちながら、訪れた人々は少しずつ心をほぐし、自分の中にあった本当の答えに気づき始めます。ネコシェフは決して答えを教えてくれませんが、「我が道を行け」と背中を押し、「答えは自分の中にある」と気づかせてくれる存在。料理の温かさと共に、彼女たちは自分自身の一歩を踏み出していくのです。

本作は全5章+エピローグで構成されており、それぞれ異なる主人公の物語が繋がっています。

著者のプロフィールと代表作

『ネコシェフと海辺のお店』は、優しい筆致で心に響く物語を描く標野凪さんの作品です。カバーイラストは味のある猫のイラストで知られる庄野ナホコさんが担当し、二人の感性が見事に調和した一冊となっています。それぞれの魅力をご紹介します。

著者 標野凪(しめのなぎ)

標野凪(しめのなぎ)は、繊細な心理描写と日常に潜む小さな奇跡を描くことに長けた作家です。

静岡県浜松市生まれ。東京、福岡、札幌と移り住む。福岡で開業し、現在は東京都内で小さなお店を切り盛りしている現役カフェ店主でもあります。

2018年「第1回おいしい文学賞」にて最終候補となり、2019年に『終電前のちょいごはん 薬院文月のみかづきレシピ』で小説家としてデビュー後、「心の隙間を埋める物語」をテーマに創作活動を続けています。他の作品に、他の作品に『伝言猫がカフェにいます』『桜の木が見守るキャフェ『喫茶ドードー』シリーズ(今宵も喫茶ドードーのキッチンで。」「こんな日は喫茶ドードーで雨宿り。」「いつだって喫茶ドードーでひとやすみ。)などがあります。

猫を題材にした作品では、動物ならではの視点から人間の生き方を映し出す独自の世界観が評価されています。『ネコシェフと海辺のお店』は、彼女の代表作の一つとして、多くの読者の心を温めています。

カフェ店主だからこそ描ける、料理との描写と心の機微なのですね!

装画 庄野ナホコ

『ネコシェフと海辺のお店』のカバーイラストを手がけたのは、「庄野ナホコ」さん。

中央大学文学部卒業。イラストレーター。 一度見たら忘れられない独特の画風が人気で、 雑誌の表紙や、人気作家の装画などを多く手がけています。

2014年『ルッキオとフリフリ おおきなスイカ』(講談社)で絵本デビュー。 絵本に『ルッキオとフリフリ はじめてのクリスマス』(講談社)、 装画・挿絵に 『二番目の悪者』(作・林木林/小さい書房)『[現代版]絵本 御伽草子 鉢かづき』(文・青山七恵/講談社)、 カバーイラストレーションにBRUTUS「本屋好き。」号(マガジンハウス)を始めとする「~好き。」シリーズなどがあります。

本作のカバーイラストでは、堂々と包丁を握るサバトラ柄のネコシェフの姿が印象的。料理に向かう真剣な眼差しと、どこか余裕のある佇まいが、物語の魅力を一枚に凝縮しています。帯に描かれた海辺の景色と小さな店の絵も、読者を物語の世界へと誘う素敵な入り口となっています。

愛猫すず子、まめ子とくらしているそうです。

愛猫と暮らしているからこその、心がくすぐられるイラストなのですね!

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