バレンタインが近づくと、街もネットもチョコレート一色になります。
この時期になると、私は毎年つい立ち止まってしまいます。
――猫のパッケージのチョコレート。
丸い目、ちょこんとした耳、肉球モチーフ。
猫好きにとって、あれはもう抗えない存在です。
実はこのブログも、猫漫画『デキる猫は今日も憂鬱』がきっかけで始まりました。
猫と暮らし、猫を愛し、猫のいる日常に癒やされながら生きている私にとって、「猫×バレンタイン」は、ちょっと特別なテーマです。
ただ――
ひとつだけ、どうしても伝えておきたいことがあります。
猫にとって、チョコレートは危険な食べ物です。
この記事では、猫好き・チョコ好きな方が、バレンタインを安心して楽しむために知っておいてほしいことを、やさしく、でも大切なところはしっかりとお伝えします。
なぜ猫にチョコレートは危険なの?
チョコレートに含まれている成分のひとつに、「テオブロミン」という物質があります。
このテオブロミン、人にとってはほとんど問題になりません。
ですが、猫の体ではうまく分解・排出することができないのです。
そのため体内に蓄積し、中毒症状を引き起こす可能性があります。
さらに猫は体が小さく、犬や人よりも少量で影響が出やすいという特徴があります。
「ほんの少しなら大丈夫かな」
「舐めただけだし…」
そう思ってしまいがちですが、その“少し”が危険になることもあるのが、チョコレートの怖いところです。
『デキる猫は今日も憂鬱』にも描かれている、猫にとって危険な食べ物
実はこの話、猫漫画『デキる猫は今日も憂鬱』の中でも描かれています。
3巻・34缶目では、猫にとって毒になる食品として、チョコレートを含むいくつかの食べ物がリストアップされています。
諭吉用の猫草サラダを幸来が間違えて食べちゃった…という物語なのですが、
「もしこれが、ニンゲンとネコが逆だったら…」
「あ、これ現実でも気をつけなきゃいけないやつだ」
と、ハッとさせられる場面です。
この作品が好きな方なら、“フィクションだけど、リアル”
そんな感覚を覚えたことがあるのではないでしょうか。
猫と暮らす人にとって、知っているか知らないかで守れる命がある。
そんなメッセージが、やさしく伝わってきます。
▼「デキる猫は今日も憂鬱」3巻の詳細はこちら
猫がチョコレートを口にすると起こりうる症状
猫がチョコレートを口にしてしまった場合、次のような症状が見られることがあります。
- 嘔吐や下痢
- 落ち着きがなくなる
- 震え、ふらつき
- 心拍数の異常
- 重症の場合、けいれんや命に関わる状態
すべての猫に必ず起こるわけではありません。
ですが、起こりうるという事実が大切です。
「なんとなく元気がない」
「様子がいつもと違う気がする」
そんな小さな違和感が、実は中毒のサインだったということもあります。
もし猫がチョコを食べてしまったら
万が一、猫がチョコレートを口にしてしまった可能性がある場合は、自己判断で様子を見るのは避けたほうがよいでしょう。
- 無理に吐かせない
- ネットの情報だけで安心しない
- できるだけ早く動物病院へ連絡する
その際、「何を」「どのくらい」「いつ頃」食べた可能性があるかを伝えられると、診察がスムーズでしょう。
何もなければ、それでいい。
でも「念のため」ができるのは、飼い主だけです。
バレンタイン時期に特に気をつけたいこと
バレンタインの時期は、チョコレートそのもの以外にも注意が必要です。
- テーブルやデスクの上に置きっぱなし
- バッグの中に入れたまま帰宅
- 包装紙やリボン
- アルコール入りチョコ
- ココア・チョコ風味のお菓子
猫は、「食べるつもりじゃなかった」ものに、思いがけず口をつけてしまうことがあります。
届かないと思っていた場所に、いつの間にか届いている。
それが猫です。
それでも惹かれる、猫パッケージのチョコレート
……とはいえ。
ここまで読んでくださった方なら、きっとこう思っているはずです。
「分かってる。でも、猫パッケージのチョコ、可愛いんだよね」
分かります。
本当に分かります。
モロゾフやゴンチャロフなど、有名ブランドが出す猫モチーフのバレンタインチョコは、毎年デザインも凝っていて、見ているだけで心がゆるみます。
ここで大切なのは、買う・買わないではなく、どう付き合うかです。
猫パッケージのチョコは、「人が楽しむもの」。
- 猫の入らない場所で保管する
- 密閉容器に入れる
- 食べ終わったらすぐ片付ける
この前提さえ守れれば、猫好きが猫モチーフのチョコを楽しむこと自体は、何も悪くありません。
▼例えばこのようなお品はいかがでしょう?
猫には、猫のための「特別」を
バレンタインは、誰かに気持ちを贈る日。
それは、人に限ったことではありません。
チョコレートはあげられなくても、猫には猫の「特別」を用意することができます。
- 少し良い猫用おやつ
- お気に入りのおもちゃ
- いつもより長く遊ぶ時間
飼い主はチョコ、猫は猫用のお楽しみ。
そうやって役割を分けることで、お互いに安心して、穏やかな一日を過ごせます。
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猫と暮らすバレンタインは、「知って守る」日
猫にとって、チョコレートは危険な食べ物です。
でも、猫が好きで、チョコも好きで、バレンタインを楽しみたい気持ちは、何ひとつ間違っていません。
大切なのは、知った上で、選ぶこと。
『デキる猫は今日も憂鬱』がそうであるように、猫と人の暮らしは、ちょっとした気づきと工夫で、ぐっと心地よくなります。
バレンタインは、「あげる日」ではなく、守ることも含めて想う日。
猫と一緒に、あたたかく、安心できる時間を過ごせますように。
▼猫との暮らし方を書籍で学ぶのも大切ですね



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