小説がコミカライズされ、さらにアニメ化されるなど、ますます勢いづいている『薬屋のひとりごと』。
tempoも大好きで、特にアニメは毎週楽しみにしています。
ここに、本物の猫が登場するお話がありましたので、登場する話のあらすじや登場人物を紹介します。
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「猫猫(マオマオ)」という名の女の子が主人公
主人公は「猫猫(マオマオ)」という名の女の子。
その名の通り、行動に猫っぽいところがあります。
花街で薬師をしながら暮らしていましたが、ある日、日課である薬草採取中に運悪く人買いにさらわれて売り飛ばされ、後宮の下女となってしまいました。
毒と薬に異常に執着を持ち、自身の左腕を毒蛇に噛ませたり、やけどを負って薬の治験をするほか、フグなどを摂取して毒に体を慣らす試みをするなど探求心・好奇心旺盛な一面もあります。
元来の好奇心と正義感から、とある事件に関わったことで運命が一変。
本物猫が登場するのは第31話の最後と第32話 (マンガ『薬屋のひとりごと』8巻に収録)
8巻の第31話を読んでいたら、迷い込んでいた猫が登場してびっくりしました!
詳しくご紹介していきます。
マンガ『薬屋のひとりごと』8巻 第31話 書 ~本物猫との出会い
あらすじ ※ネタバレ注意※
医局にて、薔薇の香油作りや高濃度アルコール作りのため蒸留していた猫猫。
そこに現れた壬氏(ジンシ)。
猫猫が職務を全うしようとしていることを知り感心。
そこへ届いた猫猫宛の大量の荷物。
中身は数多くの書。
壬氏の付き人高順(ガオシュン)はその本の印刷や紙の質に注目。
壬氏は、今回の書を見逃す代わりに、印刷屋を聞き出す。
何やらたくらんでる・・・?
その後、後宮には、物語を書いた書物がおおはやり。
壬氏の狙いは、後宮の識字率を上げることだった!
猫猫と仲良しの小蘭(シャオラン)が「字を教えて」と頼んできた。
はやっている書物、字を覚えて自分で読みたい、せっかくだから書けるようになりたい。
年季明け、仕事の幅が広がるように・・・
・・・・・・場面は変わって・・・・・・
現在猫猫が仕えている、貴妃(きひ)・玉葉(ギョクヨウ)の娘、公主(ひめ)。
翡翠(ひすい)宮の外で散歩をする外出許可がおり、猫猫もついていくことに。
散歩をしていた公主(ひめ)。
「みー」という鳴き声に気付き「みゃう」と言いながら追いかける。
そこで出会った女性。
手には「みー」「みー」と鳴く子猫を持っている。
ここで、本物猫登場!
謎の女性も登場!
第31話の主な登場人物
猫猫(マオマオ)(右)
花街で育つが、ある日誘拐され後宮に売られる。
薬や毒の知識と持ち前の好奇心で、後宮に起こる数々の謎を解いていく。
壬氏(ジンシ)(左)
容姿端麗な宦官。
いっこうに懐かないが聡明な猫猫に興味を寄せる。
高順(ガオシュン)
壬氏の付き人。猫猫を小猫(シャオマオ)=猫ちゃんと呼ぶ。
気遣いもできなかなかの切れ者。
小蘭(シャオラン)
猫猫の友達。
噂話とお菓子が大好物。
字の読み書きができない。
貴妃(きひ)・玉葉(ギョクヨウ)と、その娘、公主(ひめ)鈴麗(リンリー)
後宮にいる上級妃の一人。
帝の寵愛を受け、公主(ひめ)鈴麗(リンリー)を産む。
謎の女性と迷い込んできた子猫
マンガ『薬屋のひとりごと』8巻 第32話 隊商(キャラバン) ~本物の猫の名前は「毛毛」 その読み方は?
あらすじ ※ネタバレ注意※
子猫を手にした謎の女性から、猫猫は子猫を手渡された。
医局に連れ帰り、世話をする猫猫。
汚れを拭き取り、乳をのませ・・・排泄のしつけやノミの始末、爪切り・・・。
帝の主上命令には逆らえない。
様子を見に来た壬氏(ジンシ)と高順(ガオシュン)。
猫猫は「猫はあまり好きではない」と言う。
「お好きそうですね?」の猫猫の問いかけに、壬氏は「あの二人ほどじゃない」と言う。
高順とやぶは相当好きらしい・・・
「どうですかニャー」「まだかたいですニャー」
猫語でしゃべってる!
かたや、猫猫と壬氏は、「猫好きによると・・・」と猫の魅力を語っている。
猫猫の話に、照れた顔をしながら「何かわかったような気がする」と子猫を顔にのせる。
壬氏はひそかに猫猫へ想いを寄せているようね。
その理由がわかったような気がするのかしら?
「それから、主上直々に官職を賜ることになったぞ」と壬氏。
「医局のネズミ捕り”盗賊改(とうぞくあらため)”、”毛毛(マオマオ)”という名も賜った」と。
それを聞いた猫猫(マオマオ)は解せぬ・・・と浮かない表情。
猫もマオ、毛もマオと、同じ音なんだね!
猫猫は複雑な気持ちだろうな~
・・・・・・場面は変わって・・・・・・
翡翠宮の模様替え。
まずは衣装の整理。
古くなった衣装は、仕立て直して、玉葉妃の実家へ送る。
半分くらいに減ったのを見て猫猫が心配していたら、他の侍女がもうすぐ隊商(キャラバン)がくるから(大丈夫)!と嬉しそう。
時間をもらって、隊商を回る猫猫と小蘭。
猫猫はリボンを購入し、小蘭の髪に結わえてあげた。
小蘭、大喜び。
猫猫が覗きたいところを見ていると、茉莉花(ジャスミン)茶発見。
「これくださーい!」と声をかけたら、別の人と声が合わさった。
なんと、猫を譲ってくれた謎の女性だった。
小蘭は知り合いらしく、「子翠も来てたんだ」と嬉しそう。
猫猫は茉莉花を購入し、2人に「医局でお茶をしよう」と誘った。
茉莉花を入れて医官も交えておしゃべり。
医官が「嬢ちゃんに友達がいるとはねぇ」と言うのも分かる気がするな。
子翠はよく草むらに行くそうな。
そこで虫をデッサンしていると、描いた絵を見せてくれた。
意気投合する二人。
小蘭と医官は「似た者同士?」と。
大きなあくびをする猫の毛毛。
対象は違えど、似たような感性をもつ同じくらいの年齢の少女と出会えてよかったね。
32話の主な登場人物・・・やぶ、主上、子翠、毛毛
やぶ
後宮の医官。小太りの宦官。
主上
帝。絶対的な権力を持つ。
猫猫(マオマオ):左、子翠(シスイ):右、毛毛(マオマオ):下
『薬屋のひとりごと』の情報
作者やマンガ以外の情報をまとめてみました。
『薬屋のひとりごと』の作者はこの方
日向 夏(ひゅうが なつ)
2012年に「小説家になろう」で投稿していた『薬屋のひとりごと』が書籍化されデビュー。
福岡県出身、福岡県在住。
著書に、『薬屋のひとりごと』のほか、『トネリコの王』『緋凰仙華』『路地裏の精霊姫』『繰り巫女あやかし夜噺』『カロリーは引いてください!』『なぞとき遺跡発掘部』『女衒屋グエン』『迷探偵の条件』『聖女に嘘は通じない』などがある。
■X(Twitter)
■小説家になろう
「小説家になろう」を読み始めたら止まらない!
骨子がしっかりしていて、先に物語を進めたい場合にはぴったりかも!
小説 『薬屋のひとりごと』
2024年3月現在、15巻まで発刊されています。
毛毛(マオマオ)が登場するのは、4,5,6巻あたりとのこと。
表紙の絵に三毛猫が描かれている!
これが毛毛(マオマオ)ね。
tempoはまだ文庫は未経験。
早く読んでみたいな~とうずうずしています。
小説『薬屋のひとりごと』 本の情報
- 種類:ヒーロー文庫
- 出版社 : 主婦の友社
■ヒーロー文庫「薬屋のひとりごと」特設サイト
『薬屋のひとりごと』コミカライズ版は何種類? ~2種類あり!
なぜでしょう?
マンガは2種類あるようです。
月刊「サンデーGX」
作画:倉田三ノ路
原作:日向夏
(ヒーロー文庫/イマジカインフォス刊)
掲載 月刊「サンデーGX」
(毎月19日ごろ発売)
小学館刊
月刊「ビッグガンガン」
作画:ねこクラゲ
構成:七緒一綺
原作:日向夏
(ヒーロー文庫/イマジカインフォス刊)
掲載 月刊「ビッグガンガン」
(毎月25日発売)
スクウェア・エニックス刊
tempoは「サンデーGX」版を愛読しているよ。
コミカライズ版、2種類の違いは?
ざっくりと言うと、サンデーGX版はミステリー重視、ビッグガンガン版は人間模様重視のようです。
ミステリーを軸にサクサクと読み進めたい方にはサンデーGX版、恋愛模様や人間ドラマをじっくり楽しみたい方はビッグガンガン版がおすすめ、との話もあります。
tempoとしては両方読みたいな~
小説も、小説の前身の「小説家になろう」も読みたいな~
つまり、全部読みたい!
そして、それそれの違いを楽しみたいな~
『薬屋のひとりごと』アニメ化されています
2023年秋にアニメ化。
2023年冬のアニメ、第一位になったとか?!
そして、2025年、第2期!決定!
勢いがとまりませんねー。
ファンとしてはうれしい限り!
早く第2期が観たいな~
■公式サイト
■公式X(旧Twitter)
残念ながら第1期では「毛毛(マオマオ)」は登場しませんでした。
第2期では登場するかな?
動く「毛毛(マオマオ)」見てみたい!
まとめ
大人気『薬屋のひとりごと』。
小説投稿から始まり、小説として書籍化、コミカライズ化、アニメ化と勢いがとまりません。
次に毛毛(マオマオ)が登場するのはいつかな~。
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