「ねえ、知ってる? 真夜中に猫が集まる喫茶店があるんだって。」
そんな一文から始まる『深夜3時のくろねこ喫茶』。
昼間は普通の喫茶店。でも、真夜中になると猫たちだけが集まる喫茶店になる――。
そこへ、ときどき悩みを抱えた人間が迷い込んできます。
猫たちと一緒にお茶を飲み、おいしいものを食べているうちに、言えなかった気持ちが少しずつこぼれていく。
そんな、猫×グルメ×ぬくもりをテーマにした、ねこまき(ミューズワーク)さんの漫画が『深夜3時のくろねこ喫茶』です。
2025年10月に1巻が発売され、2026年6月には2巻が発売。現在は1・2巻が楽しめます。

深夜3時のくろねこ喫茶 (出典:Amazon)

深夜3時のくろねこ喫茶2 (出典:Amazon)
今回は、1・2巻を中心に、『深夜3時のくろねこ喫茶』がどんな漫画なのか、その魅力をご紹介します。

私がこの本と出合ったのは、ほんとうに偶然でした。
大好きな漫画『デキる猫は今日も憂鬱』の新刊や面白い本ないかな~と書店をうろうろしていたときに、目が留まった。
一目ぼれでした。
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『深夜3時のくろねこ喫茶』はどんな漫画?
『深夜3時のくろねこ喫茶』は、『ねことじいちゃん』の著者として知られる、ねこまき(ミューズワーク)さんによる漫画です。
作品の舞台となるのは、どこにでもありそうな普通の喫茶店「黒猫」。
昼間は人間が営む普通の喫茶店ですが、真夜中になると、猫たちが集まる不思議な喫茶店へと変わります。
猫だらけの喫茶店にやってくるのは、猫だけではありません。
ときどき、悩みや問題を抱えた人間が迷い込んできます。
猫たちとお茶を飲み、おいしい料理やスイーツを味わう。
すると、それまで胸の中にしまっていた本当の気持ちが、少しずつあふれてくるのです。
公式でも「悩める人間たちが深夜、ねこだらけの喫茶店に迷い込み、ねこたちとおいしいメニューに癒されるハートフルなオムニバスストーリー」と紹介されています。
一話完結型のエピソードを中心に、それぞれの人間が抱えている悩みや心の動きが描かれているため、少しずつ読み進めても楽しめる作品です。
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『深夜3時のくろねこ喫茶』の基本情報
| 項目 | 内容 |
|---|---|
| タイトル | 深夜3時のくろねこ喫茶 |
| 著者 | ねこまき(ミューズワーク) |
| 出版社 | スターツ出版 |
| レーベル | OZcomics |
| 1巻発売日 | 2025年10月12日 |
| 2巻発売日 | 2026年6月29日 |
| 現在の巻数 | 1・2巻 |
『深夜3時のくろねこ喫茶』は、OZmagazineとOZmallから生まれたコミックエッセイのレーベル「OZcomics」の創刊作品として刊行されました。
OZcomicsのコンセプトは「よりそう、ぬくもる。」。
この作品の雰囲気を考えると、まさにぴったりのコンセプトではないでしょうか。
1巻にはOZmallで連載された15話に加えて、書籍限定の描きおろしも収録されています。
そして2026年6月29日には、待望の2巻が発売されました。
2巻はA4判168ページ、定価1,595円(税込)です。
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真夜中になると、猫たちが喫茶店を開く
『深夜3時のくろねこ喫茶』の一番の魅力は、なんといってもその設定です。
昼間は普通の喫茶店。
ところが、夜が深まり、午前3時になるころ――。
そこには猫たちが集まってきます。
店員も猫。
お客さんも猫。
そんな猫だらけの喫茶店に、ときどき人間が迷い込んできます。
そして猫たちは、迷い込んできた人間を追い返すのではなく、そっと迎えてくれるのです。
悩みを抱えているとき、人に話を聞いてもらいたいと思っても、なかなか言葉にできないことがあります。
誰かに相談するほどではないような気がする。
こんなことを話しても仕方がない。
そんなふうに、自分の中に気持ちをしまい込んでしまうこともあります。
でも、相手が猫だったら。
おいしいものを食べながら、静かな夜の喫茶店で過ごしていたら。
少しだけ、本音を話してみたくなるかもしれません。
『深夜3時のくろねこ喫茶』には、そんな「誰かに話すこと」の大切さが、猫たちの存在を通して描かれています。

もし私がこの喫茶店に足を踏み入れたら・・・
猫たちのやさしさともふもふを感じながら、ゆったり時間を過ごしたいなと思います。
深夜3時のくろねこ喫茶に登場する3匹の猫
店員は3匹の猫。
それぞれ名前がついている
- くまごろう
- くろ
- そら
全身真っ黒なのは「くろ」。
「くまごろう」は、口周りとしっぽの先と手足の先が白い。
「そら」は、「くまごろう」に加えておなかも白い。まだ子猫。
「くろ」の料理は絶品!
「そら」は小さいながらもホール担当。
「くまごろう」は・・・何しているのだろう?ページをめくって探してみてくださいね。
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『深夜3時のくろねこ喫茶』1巻の内容と魅力
1巻では、さまざまな悩みを抱えた人たちが、深夜のくろねこ喫茶を訪れます。
- 失恋した人
- 仕事以外に趣味がない人
- 巣立っていった子供を思う人
仕事のこと。人間関係のこと。自分自身のこと。
普段の生活では、それぞれが何気なく抱えている小さな悩み。
でも、積み重なっていくと、心は少しずつ疲れてしまいます。
そんな人たちが猫たちと出会い、料理を食べ、お茶を飲みながら、自分の気持ちを見つめ直していきます。
この作品が面白いのは、猫たちが人間に対して「こうすればいいよ」と答えを教えてくれるわけではないところ。
ただ一緒に過ごして、おいしいものを出して、そっと寄り添う。
それだけなのに、不思議と気持ちがほぐれていく。
そんな物語が、一話ずつ描かれています。
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毎話登場する「おいしいもの」も楽しみのひとつ
猫漫画として楽しめるのはもちろんですが、『深夜3時のくろねこ喫茶』は料理やスイーツが登場するグルメ漫画としての楽しさもあります。
毎話、喫茶店らしいメニューが登場し、さらに簡単なレシピも掲載されています。
例えば1巻では、
- 八丁味噌のお味噌汁
- カスタードプリン
- にんにくマシマシマシ餃子
- キャベツトーストサンド
- チキンカレーライス
- 背徳のブラウニー
- たこ焼き
- キャラメルマキアート
- オムライス
- 肉まん
- 焼きりんご
など、食欲を刺激されるメニューが登場します。

私が気になったのは、八丁味噌のお味噌汁、イワシの蒲焼、カスタードプリン・・・
どれもこれもおいしそうで、これが1番!と決めかねます・・・
漫画を読んでいると、物語だけでなく「これ、食べてみたいな」と思わせてくれるところも、この作品の魅力です。
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『深夜3時のくろねこ喫茶』2巻では、どんな人が訪れる?
2026年6月29日に発売された2巻では、さらにさまざまな人たちがくろねこ喫茶を訪れます。
公式の紹介によると、
- TO DOに追われる人
- 更年期と戦う人
- なかなか素直になれない人
- 夢をおいかけたい人
などが登場します。
1巻と同じく、悩みを抱えた人たちが猫たちと出会い、おいしいメニューを味わいながら、自分の本当の気持ちに向き合っていきます。
「悩み」といっても、特別なものばかりではありません。
毎日の生活の中で感じる、
「なんだかうまくいかない」
「疲れているのに休めない」
「本当はこうしたいのに言えない」
といった、誰にでも起こり得る気持ちが描かれています。
だからこそ、読んでいる側も「わかるなあ」と感じる瞬間があるのではないでしょうか。

私にもこういうところあるなぁと自分を振り返りながら読み進めました。
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2巻にもおいしそうな喫茶店メニューが登場
2巻でも、毎話さまざまな喫茶店メニューが登場します。
- バターコーンラーメン
- ポテトグラタン
- ポテトサラダ
- フレンチトースト 等
そして、1巻と同じく簡単なレシピも掲載されています。
物語を読んで、
「こんな夜食、食べたい」
「このメニューを作ってみたい」
と思えるのも、『深夜3時のくろねこ喫茶』ならでは。
漫画を読む。
猫に癒される。
料理にお腹が空く。
そして、レシピを見て実際に作ってみる。
そんなふうに、本を読むだけで終わらない楽しみ方ができる作品です。
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『深夜3時のくろねこ喫茶』の魅力は?3つのポイント
ここまで読んできて感じる、この作品の魅力を3つにまとめてみます。
① 猫たちがかわいい
まずは、やっぱり猫。
ねこまきさんの作品といえば、猫たちの表情や仕草を楽しみにしている人も多いのではないでしょうか。
猫らしい自由さがありながら、迷い込んできた人間にはそっと寄り添ってくれる。
そんな猫たちの存在が、作品全体を柔らかくしています。
② おいしそうな料理が登場する
喫茶店が舞台ということで、料理や飲み物が物語の大切な要素になっています。
悩みを抱えているときでも、おいしいものを食べると少しだけ気持ちがほぐれる。
そんな「食べること」の力が、猫たちの優しさと一緒に描かれています。
③ 疲れたときに読みたくなる
この作品の大きな魅力は、悩みを無理やり解決しようとしないところではないでしょうか。
「頑張ればいい」
「前向きになろう」
と背中を強く押すのではなく、
「今日はここで少し休んでいけば?」
と言ってくれているような安心感があります。

読み終わった後は、じんわり心が温かくなります。
1冊読み切らなくても、1話ずつ読んでもOK。
なんなら、本を無造作に本を開いたときに目に飛び込んできたページから読み始めてもいいかなと思います。
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『深夜3時のくろねこ喫茶』はこんな人におすすめ
『深夜3時のくろねこ喫茶』は、こんな人におすすめです。
- 猫が好き
- 猫漫画が好き
- ほっこりする漫画を読みたい
- 疲れたときに読める漫画を探している
- 人情味のある物語が好き
- おいしそうな料理が出てくる漫画が好き
- 一話ずつゆっくり読める漫画が好き
- 『ねことじいちゃん』が好き
- 猫と料理、どちらも好き
- ちょっと心が疲れている
特に、寝る前にスマートフォンを眺めながら刺激の強い情報を追いかけるより、猫たちのいる静かな喫茶店をのぞいてみる。
そんな読み方が似合う漫画だと思います。

ものすごく疲れているわけではないけれど、ほんの少しの癒しを求めている方に、特にオススメしたいなと思いました。
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『デキる猫は今日も憂鬱』が好きな人にもおすすめ?
猫漫画が好きな人なら、『デキる猫は今日も憂鬱』を思い浮かべる人もいるかもしれません。
『デキる猫は今日も憂鬱』は、家事能力が非常に高い巨大な猫・諭吉と、その飼い主・幸来の日常を描いた作品。
一方、『深夜3時のくろねこ喫茶』は、深夜の喫茶店を舞台に、猫たちと悩める人間たちとの交流を描いています。
どちらも「猫+食べること」が作品の楽しみのひとつですが、読後感は少し違います。
『デキる猫は今日も憂鬱』は、諭吉と幸来の生活をのぞき見しているような楽しさ。
『深夜3時のくろねこ喫茶』は、猫たちが疲れた人の心をそっとほぐしてくれるような安心感。
どちらも猫好きにはたまらない作品です。
当ブログでは『デキる猫は今日も憂鬱』についても、巻ごとの紹介や、作中に登場する料理についての記事を書いています。
▼ 『デキる猫は今日も憂鬱』1~12巻の情報・作品紹介はこちら
▼『諭吉ごはん』で作る!『デキる猫は今日も憂鬱』公式レシピBOOKの魅力
『デキる猫は今日も憂鬱』では、諭吉が作る料理も作品の大きな魅力。
当ブログでは実際に「諭吉ごはん」のレシピを作ってみた記事もあります。
▼ 『諭吉ごはん』のつくれぽ(一例)
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『深夜3時のくろねこ喫茶』を読んだら、こんな夜を過ごしたい
もし本当に「深夜3時のくろねこ喫茶」があったら。
どんな人が、どんな気持ちでその扉を開けるのでしょう。
仕事で疲れた夜。
誰かに言いたいことがあるのに、言えなかった夜。
頑張っているのに、なかなかうまくいかない夜。
そんなときに、猫たちが迎えてくれる喫茶店があったら。
温かい飲み物を出してくれて、
「まあ、ゆっくりしていきなよ」
とでも言うように、猫が隣に座ってくれたら。
きっと、少しだけ心が軽くなるのではないでしょうか。

ふと気づいたら店の前にいて、誘われるように店の中に入って・・・
「お客様 tempo(〇0代)の場合」と、そのときどきの私の気持ちを語ってみたい!
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まとめ|『深夜3時のくろねこ喫茶』は、疲れた夜に読みたい猫漫画
『深夜3時のくろねこ喫茶』は、真夜中に猫たちが集まる不思議な喫茶店を舞台にした、ねこまき(ミューズワーク)さんのハートフルな漫画です。
猫たちがかわいい。
料理がおいしそう。
そして、悩みを抱えた人たちの心に、そっと寄り添ってくれる。
そんな魅力が詰まっています。
1巻に続き、2026年6月には2巻も発売されました。
2巻では、TO DOに追われる人や更年期と戦う人、素直になれない人など、さまざまな悩みを抱えた人がくろねこ喫茶を訪れます。
「ちょっと疲れたな」
そんな夜に読む漫画を探しているなら、『深夜3時のくろねこ喫茶』を開いてみてはいかがでしょうか。
もしかしたら、あなたも深夜3時のくろねこ喫茶に迷い込めるかもしれません。
本を手に取り、ページをめくって、あなたもくろねこ喫茶に足を踏み入れてくださいね。




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