「かつおぶしだよ人生は」猫の歌で元気に―ラジオで出会った、笑えて泣ける応援ソング

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はじめに ラジオから流れてきた、あの歌に心を奪われて

2025年5月4日、日曜の朝。何気なくいつものようにラジオ番組『SUNDAY FLICKERS』を聴いていたとき、不意に流れてきた一曲が耳に飛び込んできました。

その曲の名前は、「かつおぶしだよ人生は」。

タイトルのインパクトだけでも十分すぎるほどですが、実際に聴いてみると、その内容はさらに衝撃的。猫の視点から人生を語るユニークな歌詞に、懐かしい雰囲気のメロディ。肩の力が抜けて、思わず笑ってしまいながらも、「なんだか元気が出る」そんな不思議な魅力に満ちた一曲です。

猫の歌は数あれど、この曲ほど“心をほぐしてくれる”楽曲は、なかなかありません。

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「かつおぶしだよ人生は」とは?

かつおぶしだよ人生は (出展:Amazon

加藤清史郎&アンクル☆させによるデビュー曲

「かつおぶしだよ人生は」は、2009年に当時8歳の子役・加藤清史郎さんと、謎の人物“アンクル☆させ”によってリリースされたデビュー曲です。NHKの人気番組『みんなのうた』で、同年8月から2か月間放送され、多くの子どもたちと大人の心をつかみました。

「ネコに生まれてよかったよ」という出だしに始まり、気ままに生きる猫の姿を通して、人間の生き方にエールを送るこの曲。猫のようにのびのびと、好きなことをやって自分らしく生きていいんだよ――そんなメッセージが、子どもにも大人にもやさしく響きます。

「猫の手も借りたい」「猫なで声」など、猫にまつわる言葉をみても、昔から人間と猫との関わりは深いようです。お互いにやすらぎや癒やしを享受しあってきたのかもしれません。しかし現代社会で、猫はマイペースでのびのびと生きているように見えますが、人間はこの厳しい世の中で元気がないように見えます。この作品は、猫の側からの、「人間ももっと好きなことをやり自信を持って前向きに生きてほしい」という励ましの応援ソングです。大河ドラマ「天地人」の名子役、加藤清史郎が謎の歌手・アンクル☆させとの絶妙のコンビネーションで歌います。

出所:NHKみんなのうた

▼NHKみんなのうた

制作陣は「およげ!たいやきくん」のコンビ

作詞を担当したのは高田ひろおさん、作曲・編曲は佐瀬寿一さん。この二人は、1975年に日本中で大ブームとなった「およげ!たいやきくん」を手がけた名コンビです。

『たいやきくん』のユーモアと哀愁を融合させたスタイルは、「かつおぶしだよ人生は」にも色濃く受け継がれています。子ども向けでありながら、実は大人の心にも刺さる。そんな普遍的なメッセージ性が、この作品の魅力です。

▼視聴やCD情報はこちら

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歌詞に込められた、猫から人間へのメッセージ

歌詞全体を通して描かれているのは、自由きままに生きる猫と、ちょっと疲れている現代の人間との対比です。

たとえば、こんなフレーズがあります。

ネコに生まれてよかったよ
気ままに生きても誰も文句はいわないよ

猫から見たら、人間の社会はなんだか大変そう。けれど、本当はもっと自由に、好きなことをして生きていいんじゃない?と、猫がやさしく語りかけてくれているようです。

それは単なる癒やしではなく、ユーモアを交えた“人生の応援歌”。猫だからこそ言える軽やかな言葉に、ふっと心が軽くなります。

▼歌詞全文はこちら(Uta-Net)

ラジオ番組『SUNDAY FLICKERS』での紹介

「かつおぶしだよ人生は」と出逢ったのは、ラジオ番組『SUNDAY FLICKERS』(TOKYO FM)の2025年5月4日放送回でした。

この日のテーマは「子どもの日」。番組では、童心をくすぐる懐かしの名曲が数多く流れました。中でもひときわ異彩を放っていたのが、この「かつおぶしだよ人生は」。

パーソナリティの声にのって紹介されたこの曲は、SNS上でも「なんだこの曲!」「懐かしい!」と話題になりました。

そのとき番組内でかかった曲の一部は以下のとおりです。

  • ぼくの先生はフィーバー / 原田潤
  • 悲しみモニュメント / 南野陽子
  • ふしぎなメルモ / 出原千花子、ヤング・フレッシュ
  • にんげんっていいな / 中島義実、ヤング・フレッシュ
  • ロンド / 大橋エリ

まさに“心のタイムカプセル”のような選曲に、子どもの日ならではの懐かしさと温かさを感じました。

懐かしい曲が多かった

メルモちゃんの2番の歌詞は衝撃的だった!

▼放送内容の紹介(Audee)

▼番組公式サイト

まとめ 猫の目線から見た人生の豊かさ

「かつおぶしだよ人生は」は、猫のようにのびのびと生きることの大切さを、ユーモアたっぷりに教えてくれる曲です。

忙しい日常の中で、自分を見失いそうになるとき。誰かの期待に応えようと疲れてしまったとき。そんなときにふとこの曲を聴くと、「ああ、人生ってそんなに深刻に考えなくていいのかもしれない」と思えるはず。

猫の気ままさは、けっして“無責任”ではありません。自分のペースで生きること、好きなことを大切にすること。それこそが、人生を豊かにするヒントなのかもしれません。

このゴールデンウィーク、あなたも一度、猫のような目線で空を見上げてみませんか? そして口ずさんでみてください。

♪かつおぶしだよ 人生は~♪

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