猫が登場する絵本には、心温まるストーリーや魅力的なイラストが満載です。
今回は、そんな猫絵本の中から、オランダの人気絵本作家ミース・ファン・ハウトさんが手がけた『ねこひげ ぴぴん』をご紹介します。
個性豊かな22匹の猫たちが織りなす物語を、ぜひお楽しみください。
あらすじ

ねこひげ ぴぴん (出展:Amazon)
『ねこひげぴぴん』は、カラフルなクレヨンで描かれた22匹の個性豊かな猫たちが繰り広げる日常の一コマを描いた絵本です。遊んだり、踊ったり、お昼寝したり、夢を見たりと、猫たちの様々な表情や仕草が生き生きと表現されています。猫たちのユーモラスで愛らしい動きに、子どもも大人も思わず笑顔がこぼれる温かな世界観が広がっています。

ねこひげぴぴん (出展:Amazon)
この絵本は、言葉遊びと視覚的な楽しさが見事に融合した作品です。子どもたちの想像力を刺激しながら、感情表現や日常の小さな喜びを豊かに描いています。ページをめくるたびに新しい発見があり、何度読んでも飽きることがありません。

ねこひげぴぴん (出展:Amazon)
猫好きな子どもはもちろん、動物の表情や仕草に興味を持つ子どもたちの心を掴むこと間違いなしです。「ゴロニャーゴ」という猫たちの楽しげな掛け声とともに、読者も猫たちの世界に引き込まれていきます。

ねこひげぴぴん (出展:Amazon)
著者プロフィール、代表作
オランダ出身の人気作家「ミース・ファン・ハウト」と日本人の詩人「ほんまちひろ」による共作です。二人の感性が絶妙に調和した作品は、国内外で高い評価を得ています。
ミース・ファン・ハウト(Mies van Hout)
ミース・ファン・ハウトは1962年オランダ南部のハペルト生まれ。幼少期から父親に多くの物語を聞かせてもらい、読書と絵を描くことに情熱を注いできました。高校卒業後にデッサンやグラフィックデザインを学び、30年以上にわたって絵本作家として活躍しています。鮮やかな色彩と独特のタッチで描かれる作品は世界各国で翻訳出版されており、子どもたちの心を捉えて離しません。
代表作には感情表現に焦点を当てた『どんなきもち?』や友情をテーマにした『ともだちになろう』などがあり、「ねこひげぴぴん」は彼女の〈こころ絵本〉シリーズの第3弾となります。これらの作品では、子どもたちの感情に寄り添った新しい表現方法が各国で高く評価されています。
ほんまちひろ
翻訳を担当したほんまちひろは1978年神奈川県生まれの詩人・絵本作家です。東京学芸大学大学院を修了し、『おむすびにんじゃのおむすび ぽん』『おむすびにんじゃのおいしいごはん』など独自の作品を手がける一方、ミース・ファン・ハウトの『どんなきもち?』『ともだちになろう』の翻訳も担当。
絵本を使った手話講座や工作ワークショップなど、子どもたちと絵本をつなぐ活動も精力的に行っています。
こんな人におすすめ

ねこひげ ぴぴん (出展:Amazon)
「ねこひげぴぴん」は、様々な年齢層や興味を持つ人におすすめできる多面的な魅力を持つ絵本です。特に以下のような方々に喜ばれるでしょう。
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猫が好きな方、特に子どもたち:猫が大好きな子どもたちにとって、この絵本は宝物になること間違いありません。22匹もの個性豊かな猫たちが織りなす世界は、猫ファンの心をくすぐります。カラフルなクレヨンで描かれた猫たちのユニークな表情や動きは、見ているだけで自然と笑顔になれる魅力があります。
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子どもの感情教育や表現力を育みたい親御さんや教育者:猫たちの多様な表情や仕草を通して、喜びや驚き、リラックスなど様々な感情表現に触れることができます。ミース・ファン・ハウトの〈こころ絵本〉シリーズならではの特徴で、子どもたちが自分の気持ちを認識し表現する手助けになるでしょう。
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言葉の響きや音の面白さを大切にしたい方:「ねこひげぴぴん」「ゴロニャーゴ」といった言葉遊びは、子どもの言語感覚を刺激し、読み聞かせの時間をより楽しいものにしてくれます。
- アートとしての絵本を楽しみたい大人の方:ミース・ファン・ハウトの独特のタッチと色彩感覚は、子どもだけでなく芸術に興味のある大人の目も楽しませてくれる質の高さを持っています。
読み聞かせするなら〇歳から

ねこひげ ぴぴん (出展:Amazon)
「ねこひげぴぴん」は2歳頃から楽しめる絵本ですが、年齢によって楽しみ方が変わる奥深さを持っています。発達段階に合わせた読み聞かせのポイントをご紹介します。
2~3歳の子どもたちは、カラフルな猫のイラストと「ねこひげぴぴん」「ゴロニャーゴ」といった言葉の響きを純粋に楽しむことができます。この年齢では、猫の動きを真似したり、一緒に「ゴロニャーゴ」と声に出したりすることで、全身で絵本の世界を体験できるでしょう。
4~5歳になると、猫たちの表情や仕草から感情を読み取る力が育ちます。「この猫はどんな気持ちかな?」「どうして踊っているのかな?」など、質問を投げかけながら読み進めることで、感情理解や想像力を育むことができます。同時に、自分の経験と結びつけて考える力も養われます。
小学生になると、より深い理解が可能になります。猫たちが表現している感情や物語の細部に気づき、自分なりの解釈を加えて楽しむことができるでしょう。また、クレヨンで描かれた温かみのある絵から、芸術的な感性も育まれます。
読み聞かせをする際のコツとしては、ゆっくりとページをめくり、子どもが絵をじっくり観察する時間を与えることが大切です。
また、「ゴロニャーゴ」などの言葉は、リズミカルに楽しく読むことで、子どもの参加意欲が高まります。表情豊かに読むことで、猫たちの動きや感情がより生き生きと伝わるでしょう。
大人が見ても味わい深いイラストなので、親子で一緒に楽しめる一冊です。
ぜひ、お子さんと一緒に、ページをめくりながら猫たちの世界を堪能してみてください。
まとめ
●ミース・ファン・ハウト氏のカラフルなイラスト が魅力的で、視覚的に楽しめる。
●子どもから大人まで楽しめる構成 で、読み聞かせにもぴったり。
『ねこひげ ぴぴん』は、22匹の猫たちがさまざまな表情や仕草で日常の喜びを表現する、心温まる絵本です。ミース・ファン・ハウト氏による鮮やかなクレヨン画と、ほんまちひろ氏の楽しい言葉が見事に融合し、ページをめくるたびにワクワクする世界が広がります。
22匹の個性豊かな猫たちが、のびをしたり、毛糸と戯れたり、お昼寝したりする姿は、日常の小さな喜びや様々な感情を自然と伝えてくれます。「ゴロニャーゴ」という楽しげな掛け声とともに、読者も猫たちの世界に引き込まれていくような不思議な魅力があります。
シンプルな文章とカラフルなイラストで、小さな子どもでも楽しめるのが魅力。読み聞かせなら2歳頃からおすすめですが、大人が読んでも猫たちの表情や動きに癒されるはずです。
猫好きな方はもちろん、子どもの感情教育に関心のある親御さんや教育者、そして芸術性の高い絵本を求める大人の方にも、ぜひ手に取っていただきたい一冊です。「ねこひげぴぴん」との出会いが、子どもたちの心に温かな光を灯すきっかけになることを願っています。
そして、ぜひ、猫たちの世界を一緒に楽しんでみてください!
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