一家に一猫。
こんな猫がいたらいいなーを叶える“スーパーデキる猫”の諭吉。
『デキる猫は今日も憂鬱』第3巻の概要をご紹介します。
- 『デキる猫は今日も憂鬱』3巻の内容を詳しく見てみましょう ※ネタバレ注意※
- 23缶め 飲み会のあとは諭吉の介抱で翌朝すっきり
- 24缶め 諭吉、ボランティアに行く
- 25缶め 白い子猫と再会する
- 26缶め 幸来の秘密をあばく?!二人
- 27缶め 幸来の母親からのプレゼントにそれぞれ大喜びなふたり
- 28缶め 幸来、社員旅行に出発する
- 29缶め お留守番する諭吉は落ち着かない・・・
- 29.1缶め 諭吉の心遣い(4コマ)
- 29.2缶め お土産選び(4コマ)
- 30缶め 宴会のあとの幸来と織塚部長、その後二日酔いになった幸来
- 31缶め 他のネコやイヌさわるの禁止!
- 32缶め 幸来、ダイエットする、そして諭吉は○○に・・・
- 33缶め ゆりと理央は○○の関係だった!そして、話題に出るのはあの二人
- 34缶め 諭吉の大好物のネコ草、幸来が・・・!?
- 35缶め ペットは飼主に似るというが?!
- 描き下ろし 諭吉、福澤家を出る。
- 実は、本編以外にもお楽しみがあるのです
- 『デキる猫は今日も憂鬱』の著者は、“山田ヒツジ” さん
- 『デキる猫は今日も憂鬱』3巻 まとめ
『デキる猫は今日も憂鬱』3巻の内容を詳しく見てみましょう ※ネタバレ注意※
猫の諭吉は当然お留守番。
一泊二日とはいえ、諭吉の作るご飯も、眠るときの側の温もりもないなんて。
そして、平然と幸来を送り出したかに見えた諭吉もやっぱり・・・。
ずぼらOLと家事万能にゃんこの初めての離れ離れの長い夜です。
収録されているのは23缶め~35缶め。
その他、描き下ろしが1作収録されています。
(サブタイトルはtempoがつけました)
23缶め 飲み会のあとは諭吉の介抱で翌朝すっきり
急に飲み会が入った幸来。
諭吉は、飲み会を終えて帰宅した酔っ払いの幸来を甲斐甲斐しく世話をする
まずはシジミ汁を提供。
その後も甲斐甲斐しくお風呂の見守り、靴やスーツのメンテなど。
朝になり、朝食はシジミ茶漬け。
シャキーンと完全復活して出社した幸来は、後輩のゆりちゃんに化け物を見るような目で見られたのでした。
こんなにもこまめにお世話する諭吉・・・神だわ!
24缶め 諭吉、ボランティアに行く
お隣のメイさんから回覧板を預かった諭吉。
公園清掃ボランティアに誘われた。
ボランティア仲間は「ねこー」と混乱しつつも受け入れてくれた。
「猫の手も借りたいとは言ったけれどよ~」と言われているそばから、テキパキ清掃や剪定をこなす諭吉。
清掃が予定時間より早く終わったので、久しぶりにシニアのスポーツ!。
もちろん諭吉も参加。
諭吉、器用すぎる・・・剪定の腕前といったら!
これは絶対絵で見てほしい!
25缶め 白い子猫と再会する
朝、ベランダで布団を干していた諭吉。
振り向きざまに何か踏んだ・・・
白い仔猫!
どこから来た?ときょろきょろしていたら、お隣のメイさんのところからだった。
この間、諭吉と優芽ちゃんが拾って来た仔猫!
すっかり懐かれた諭吉は、メイさんが出掛けている間お留守番することに・・・
諭吉、子猫シッターの素養あり!じゃん!!
懐かれてまんざらでもない諭吉の表情、素敵☆
優芽ちゃんと諭吉が、仔猫に出会ったシーンは、2巻の20缶めです。
簡単なあらすじは、こちら↓で紹介しています。
26缶め 幸来の秘密をあばく?!二人
ランチ時、幸来の同僚尾代さんが後輩のゆりちゃんにお昼を誘う。
ゆりちゃんは幸来をべた褒め。
でも尾代さんは「転職してきたばっかの頃はマジで別人だったんだよ」と言う。
ゆりちゃんは就活中から幸来のことを知っていたらしい。
二人でランチをしながら、幸来についてあれこれおしゃべり。
幸来の意外な秘密はこれ以上出てくるか?!
諭吉との生活は最大のトップシークレットだよね!
27缶め 幸来の母親からのプレゼントにそれぞれ大喜びなふたり
幸来が帰宅すると、幸来の母からの贈り物が届いていた。
その名も「Mamazun」。
「諭吉ちゃんが喜ぶものは入っていなけれど」とメールに書かれていたけれど、中に入っていた【砥石】を見て諭吉は目を輝かせていた!
はりきって包丁を砥石で研いで料理にいそしむ諭吉。
その料理を堪能する幸来。
砥石の良さをそれぞれ堪能できてよかったね!
28缶め 幸来、社員旅行に出発する
「温泉と日本酒、どちらが楽しみですか?」と後輩のゆりちゃんに尋ねられて、社員旅行の存在を思い出した幸来。
丸二日家を空けるから、何か用意しておくものはある?と諭吉に尋ねるも、諭吉は首を振って「必要ない」と平気そう。
逆に準備をする幸来は諭吉に手伝ってもらう有様・・・丸二日諭吉がいなくて大丈夫だろうか?と不安にかられる。
出発間際、雑誌を切り抜いたお土産リストを諭吉から渡され、「どんだけ楽しみにしてたのよっ」と怒りモードに・・・
あー、想いのすれちがい?
29缶め お留守番する諭吉は落ち着かない・・・
諭吉が作ってくれたお土産リスト。
実は、よく見たら幸来向けの品ばかりで、行きたくないのがバレバレだったんだろうなと落ち込む幸。
かたや留守番中の諭吉は、家事をやり終えて暇・・・寂しさが募ります。
買い物に出かけた先で仁科理央に「お姉さん早く帰ってくるといいですね」と言われ、寂しさ倍増。
大切な人がいないと寂しいよね・・・
諭吉のフラストレーション解消は、掃除だったんだ!
29.1缶め 諭吉の心遣い(4コマ)
旅行中にハプニングはつきもの。
ティッシュ、ばんそうこう・・・
身に覚えのないものが、カバンのあちこちから出てくる。
さすが諭吉!用意周到!!
29.2缶め お土産選び(4コマ)
熱心にお土産を選ぶ幸来。
よさげな割烹着を発見。
「お土産用ですか?自宅用ですか?」のお店の人の問いかけに「自宅用です」ときっぱり。
傍にいた同僚の尾代さんと後輩のゆりちゃんの妄想は膨らむ一方・・・
割烹着姿の幸来も似合うだろうな~
30缶め 宴会のあとの幸来と織塚部長、その後二日酔いになった幸来
宴会のアルハラ対策要員な織塚部長と幸来。
常務が酔いつぶれたら宴会終了。
「諭吉のご飯が食べたい」と禁断症状が出始めている幸来。
織塚部長には「やけ酒をあおっているみたいだった」と言われた。
織塚部長に抱きかかえられて部屋へ運ばれた幸来。
諭吉に電話。電話口の諭吉はゴロゴロと嬉しそう。
翌日幸来は二日酔い・・・
同室の尾代さんとゆりちゃんが驚くのも分かる!
いつもは諭吉のおかげでカンペキな幸来だものね。
31缶め 他のネコやイヌさわるの禁止!
プレミアムなフライデーだよ!と喜び勇んで帰宅した幸来だが、諭吉は全身の毛を逆立てて拒否モード。
帰り道に出会ったわんこを撫でまわして帰宅したのがばれた・・・
猫の嗅覚、おそるべし!
32缶め 幸来、ダイエットする、そして諭吉は○○に・・・
きっかけとなったのが、晩酌で「わさび入りポテサラ」を食べていたこと。
「おかわり!」したとん、スカートのホックがブチッ。
ダイエットを始めた二人。
そして、諭吉はマッチョになった・・・
マッチョの諭吉って・・・モフ度が下がるのでは?
禁断のポテサラの作り方は、『デキる猫は今日も憂鬱 公式レシピBOOK 諭吉ごはん』に収録されています。
実際にこのわさび入りポテサラを作ってみました↓。
33缶め ゆりと理央は○○の関係だった!そして、話題に出るのはあの二人
幸来の会社の後輩ゆりと、スーパーで出会う仁科理央は、実は従姉妹の関係。
恋バナを始めた二人。
理央の気になる人は、なんと「幸来」。
話を聞いているゆりは脳内再生で「幸来」の姿が・・・。
そのころの福澤家では、諭吉も幸来もくしゃみ連発。
知らないところで大きな存在になっている二人なんだね。
34缶め 諭吉の大好物のネコ草、幸来が・・・!?
諭吉はネコ草が大好物。
大事に育てて、刈り取って、お皿に盛って、さあいただきます・・・というところでピンポン。
応対している間に起きてきた幸来が、寝ぼけ眼で食べちゃった!
ネコ草って、ニンゲンが食べても大丈夫?
35缶め ペットは飼主に似るというが?!
テレビを見ていた諭吉。
「ペットと飼い主は似る」ということを聞き、諭吉化した幸来を想像したら・・・ぞぞぞぞぞ・・・
同じく「ペットと飼い主は似る」と聞いた幸来は、幸来化した諭吉を想像・・・「普通の猫だね」と平常心。
そだね、サイズ以外は普通の猫だね。
描き下ろし 諭吉、福澤家を出る。
拾われてきたばかりの頃の諭吉。
集積場(=幸来の部屋)には収集車がこないのか?なぜ幸来は玄関で熟睡しているのか?と疑問ばかり。
ある日、玄関のドアが閉まり切っておらず、外に出てみた諭吉。
お隣さんがゴミ袋を持っているのを見て、ゴミの日であることを知る。
ゴミ袋を1つだけ出した後、家に戻るか戻らないか葛藤・・・
結局、自分の家はここだと思い直し、「自力でドアを開けるようになる!」と誓った。
全ては明日の猫缶のために!
幸来の優しさをちゃんとわかっている諭吉も優しさの塊ね。
実は、本編以外にもお楽しみがあるのです
本編のストーリーを追いかけるのも楽しみで、実際面白いのだけれど、本そのものを楽しむしかけもあります。
見つけたものをご紹介します。
表紙の絵 〜お風呂上りの幸来と世話をしようとする諭吉
お風呂上り、肩にタオルをかけ、水を飲んで水分補給をする幸来。
隣りには、ドライヤーと木(柘植かな?)の櫛をもってスタンバイ。
このあと、櫛で髪をときながら、ドライヤーをあてて乾かすのかな?
相変わらずの世話焼きさん!
裏表紙は・・・? こんなお楽しみが!
4コマ漫画が楽しめます。
休日。
幸来は「ごろごろするぞ~」と嬉しそうに諭吉にもたれかかる。
すると諭吉は、サッとどいた。
幸来は「モフモフさせてくれてもいいじゃない」「誰のために毛皮まとってんの」とぶーたれる。
怒りマークな諭吉。
幸来「調子にのってすんませんでした」
わかるわかる!
ネコの毛皮って気持ちいい!
モフモフしたくなる~!
カバーを外したら、表裏にわたって小編マンガあり! ※ネタバレ注意※
猫ゆえに味見ができない。
幸来は何を食べても「今日も美味しい~!!諭吉マジで天才!!」とこの反応。
味覚テストをしてやろうかと思っていると・・・
幸来が「好き嫌いないのほめられちゃった♡」「諭吉には感謝しかないわ~」と。
照れた諭吉は、味覚テストを当面見送ることにした。
「おいしい!」の反応、うれしいですよね!
しかも、子どものころからのひどい偏食がなくなったと聞いたらなおさら。
扉絵 ~今夜のお夕飯は鍋
こたつの上に、カセットコンロ。
その上に、ぐつぐつ煮えてる鍋。
しいたけ、星形にんじん、とうふ・・・寄せ鍋かな?
机上には、ちゃーんとグラスに入ったビール。
わーっと幸来は顔を輝かせ、諭吉はどや顔。
わー!おいしそう!!
冬は鍋だね~
それにしても諭吉は丁寧な仕事をするのね。
これは絶対おいしいわ~
挿絵には、どんな絵が描かれている? 見逃せない!
話と話の間に挿しこまれているのが、少数コマ漫画や挿絵。
どれも、くすりと笑ったりほんわか温かい気持ちになったり・・・見逃せない!
順番にページをめくりながら見ていきましょう。
「ただいまー」と帰宅した幸来。
諭吉に抱きつくなり、すこーすこーと猫吸い。
「今日は洗濯してからひたなぼっこして・・・」と一日の様子を言い当てる。
得意げな幸来。
諭吉は変態を見る目で、うろたえながら幸来を見る・・・
幸来すごい!
においだけで一日の様子がわかるなんて!
諭吉が作るご飯への執着がなせるわざ?!
諭吉の目の前で猫じゃらしをふりふりする幸来。
目がキランと輝いた諭吉
幸来から猫じゃらしを奪って、どや顔でふりふり。
幸来はびっくり!?
猫じゃらしを自分でふりふりしてどや顔されてもね~
土曜日だけど出勤日だからと、出勤しようとする幸来。
諭吉は幸来を布団でくるんで簀巻き状態にし、窓を目張り作業を続ける。
「まだ動いている電車あるし!!」と叫ぶ幸来を背にしながら、「・・・」とあきれている様子。
台風の日は動かないに限る!
幸来は仕事に対して真面目なんだね~
それを「社畜」というのか・・・
幸来はもこもこの部屋着を着て、うつぶせになって突っ伏してる。
諭吉はしっぽを幸来にからめて「ごめん寝」態勢。
ぴたっと寄り添っている姿が、ほほえましいわ~
幸来はほげーっとした表情で熟睡。
諭吉もあおむけになって、ぐっすり。
二人ぴったり寄り添って。
二人とも熟睡、安眠できてるんだね~
それにしても、幸せそう♪
うつぶせ→あおむけ→ぎゅーっと抱っこ。
幸来が諭吉を抱き枕のようにギューッと抱きしめて、すやすやおやすみ。
諭吉もまんざらではない表情。
ふたりとも、幸せそうだな~
「4巻へつづけ!!」と書かれたたれまくをつけて飛ぶドローン。
諭吉はどや顔で操縦。
諭吉の側には、ダイちゃんをはじめとする3匹の猫が追いかけようとしている。
諭吉、ほんとうに器用ね~
小さいころの諭吉。
幸来からチュールをもらってる。
しゃきっと二本足で自立して。
幸来は「支えなくても手で持って食べられそうな安定感・・・」と思いつつも、「ふふふ」と笑みを浮かべてる。
おいしそうに食べてくれる姿をみていると、与えているほうもうれしくなるよね!
『デキる猫は今日も憂鬱』の著者は、“山田ヒツジ” さん
著者は山田ヒツジさん。
愛知県出身の方。
2018年、「水曜日のシリウス」にて『デキる猫は今日も憂鬱』を配信。「全国書店員が選んだおすすめコミック2020」で第11位を獲得するなど人気となったそうです。
他の作品は、2008年作の『僕の後ろに魔女がいる』。
◼️水曜日のシリウス
◼️pixivコミック(土曜日配信)
◼️公式X(旧Twitter)
『デキる猫は今日も憂鬱』3巻 まとめ
はじめての離れ離れの夜。
23缶めから30缶めまでは、幸来の会社の社員旅行にまつわるエピソードです。
ストーリーだけでなく隅々まで楽しめる『デキる猫は今日も憂鬱』。
次の巻も楽しみです。
次巻へ続け!
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